1200年前、伝教大師最澄が開いた日本仏教の母山、比叡山延暦寺。1994年には世界遺産に登録された。
その総本堂、国宝・根本中堂で、365日、毎朝行われるお勤めの見学に、山内の宿泊者のみが参加できる。
晴れた朝は木立に差す太陽のまぶしい光が、しぐれた朝は水墨画の世界を体験しているような幻想的な霧が、早朝の境内を非日常空間に演出。
6時30分、根本中堂の扉がしまり、いよいよスタート。

勤行中は、この瞬間だけに意識を集中させるのがポイント。
お堂に響く読経と呼吸がシンクロする、心地よい瞑想感覚にトライしよう。
比叡山延暦寺が、エネルギーを秘めた神聖な場所だと実感できる瞬間だ。
プチ修行の後は、新しい自分に出会えるかも。

5:30　起床（延暦寺会館）

部屋から見える、朝日に輝くびわ湖は必見

6:30　朝のお勤めに参加（※12月〜2月は7:00）

勤行開始の少し前には根本中堂へ。20分ほどの読経のあと、参加者へ向けた10分ほどの法話を拝聴しよう

7:30　精進料理の朝食（延暦寺会館）

近江の食材を中心とした優しい味わいの朝食

8:30　比叡山東塔地区をお散歩

朝は観光客も少なめでのんびり過ごせる