Trip Ideas #early_spring3

湖に包まれた港町を訪ねるコース

北部/堅田

湖族の港町 堅田

最も湖幅が狭い堅田は、かつて水運・漁業の権益で栄えた自治都市が存在し、現在も大津北部の中心。
周辺には、湖に浮かぶような「浮御堂」や一休さんが修行した「祥瑞寺」など、見どころが集まります。
びわ湖畔には、凪いだ水の風景に心癒される「おごと温泉」があり、大阪・京都に近い温泉郷として人気を集める一方、街全体の雰囲気がどこかほっとするノスタルジックな魅力あふれる堅田。
そんな堅田エリアを散策するモデルコースです。

所要時間
約3時間
巡り方の
ポイント
堅田の港町エリアは、1km四方のコンパクトサイズでお散歩観光にピッタリ。

JR堅田駅を出てすぐに 堅田駅前観光案内所 があるので、出発前に立ち寄ってマップをもらったり、観光情報を聞いてから巡るのがオススメ。
9:30
01

浮御堂 (満月寺)の風光明媚な姿に癒やされる

近江八景「堅田の落雁」で名高い 浮御堂 は、平安時代中期の天台宗の僧 源信 が、びわ湖の湖上安全と衆生済度のため湖中に建立した仏閣。重要文化財である聖観音座像(非公開)が安置されています。

■ 浮御堂(満月寺)
住所 〒520-0242 滋賀県大津市本堅田1-16-18
営業時間 8:00~17:00(12月のみ~16:30)
定休日 無休
料金 300円(30名以上280円)

移動時間: 徒歩3分

10:00
02

湖と暮らす人々のストーリーに触れる

浮御堂のすぐ近くにある『湖族の郷資料館』。近江最大の自治都市として名を馳せた堅田の歴史・文化を築いた堅田衆をはじめ、堅田ゆかりの先人の足跡をたどる資料などの他にも、江戸時代と現在の本堅田の地図が展示されています。

■ 湖族の郷資料館
住所 〒520-0242 滋賀県大津市本堅田1-21-27
駐車場 普通車10台
営業時間 10:00 〜 16:00
定休日 水曜・年末年始
料金 200円(高校生以下は無料)
URL http://kozokunosato.com/

移動時間: 徒歩2分

10:40
03

伊豆神社のハートの石で縁結び

祭神は大山祇命(おおやまずみのみこと)。中世、琵琶湖の水運に絶大な特権をもっていた堅田の総鎮守です。境内には、ハートの形をした霊石「幸福を呼ぶ石」があり、この霊石を擦ると、その想いが叶うと言い伝えられています。

■ 伊豆神社
住所 〒520-0242 滋賀県大津市本堅田1-19-26
料金 境内自由

移動時間: 徒歩約7分

11:10
04

老舗の和菓子屋さん 金時堂 の和菓子

全国のいろいろなお干菓子のことを「落雁(らくがん)」といいますが、実は「堅田の落雁」が基になっています。
堅田漁港の近くにある昔ながらの和菓子屋さん 金時堂 の看板商品≪落雁≫は、近江八景のひとつ「堅田落雁」にちなみ、琵琶湖に浮かぶ浮御堂と、その上を雁が優雅に飛ぶ美しい風景を表現している干菓子。手に取った人の目を楽しませてくれ、口に含むと、最高級の砂糖 和三盆 の上品な甘さがゆっくりと広がり、思わず頬が緩んできます。
また、堅田にある祥瑞寺で修業され当地にゆかりの深い和尚「一休さん」にちなんだ玉子せんべい≪一休せんべい≫は、地元の美大生がデザインした産学連携商品で、人気商品。旅のお土産にもおすすめです。

■ 御菓子司 金時堂
住所 〒520-0242 滋賀県大津市本堅田2-11-31
営業時間 9:00~19:00
定休日 火曜、日曜の午後

移動時間: 徒歩約13分

11:45
05

出島でけじま灯台から琵琶湖大橋を眺めて

このあたりが琵琶湖の最狭部にあたり古来より舟の事故が多かったため、湖上安全のために明治8年に建造された出島灯台(でけじまとうだい)。灯台付近一帯は近世の時代、琵琶湖の造船の中心として栄えていた場所。高さ8mの県下初の木製灯台だったこの灯台、昭和26年を最後に灯は途絶えましたが、昭和48年に地元で保存運動があり、復活しました。遠くに 琵琶湖大橋 を眺めるビュースポットとなっています。

■ 出島の灯台
住所 〒520-0241 滋賀県大津市今堅田1