豊臣秀吉が天下統一を成し遂げた桃山時代。石山寺では、浅井三姉妹の長女茶々（淀殿）の寄進により戦で焼失した堂宇を修復・再建する大改修が行われました。そんな桃山時代の特色を色濃く残した本堂や東大門、経蔵などをみることができます。

立身出世を目指した豊臣秀長・秀吉のふたりが生き抜いた戦国時代の背景や、人物にちなんだ食材などを使用した『豊臣秀長戦国御膳』は、当時の文化になぞらえたエピソードと共に、松喜屋ならではの近江牛料理をお楽しみいただけるメニュー。ぜひ戦国武将気分で味わって。

聖徳太子が創建した天台真盛宗の総本山で明智一族の菩提寺としても知られる西教寺。織田信長の比叡山焼き討ちにより災禍を受けましたが、明智光秀が復興に尽力しました。本堂は総ケヤキ造り（重文）。狩野派による襖絵など、見どころもたくさんです。
令和８年春秋には、豊臣秀吉ゆかりの伏見桃山城から移築された「客殿」が初の特別公開。また、明智光秀資料館にて坂本城についての展示もご覧いただけます。

昭和2年に開設された「坂本ケーブル」は、麓からケーブル延暦寺駅までを11分で結ぶ全長2025ｍの日本一長いケーブルカー。大きくとられた車窓からは琵琶湖を一望できます。登録有形文化財にも指定された大正ロマンを感じるモダンな駅舎など、思わず写真を撮りたくなるフォトスポットもたくさん！

織田信長の焼き討ち後、豊臣家・徳川家の寄進・庇護で復興された比叡山延暦寺国宝の 根本中堂 は、平成二十八年度から約15年をかけ大改修が行われており、工事期間中は設置された「修学ステージ」から根本中堂の屋根の高さまで登って、屋根の吹き替えの様子を見ることができます。この修学ステージの公開は令和8年（2026年）11月末までの予定で、大改修後は二度と見られない貴重な景観となります。