近江神宮時計館宝物館 特別展『よみがえった垂揺球儀』

江戸時代後期、寛政年間に考案され制作された、振り子(垂揺玉)の等時性を利用して振動数を積算表示する精密機械時計・積算計時カウンター「垂揺球儀(すいようきゅうぎ)」。
当時の天文学者が天体観測のため、精密な時刻を計測するために使われ、伊能忠敬が全国測量の際も緯度経度を測定するために使われたことでも知られています。
近江神宮所蔵の垂揺球儀は、昭和41年にアメリカ人時計愛好家が京都の古美術店で発見し、日米の時計研究者有志が共同で購入し近江神宮時計博物館に寄贈。同年の6月10日の近江神宮漏刻祭で奉納披露され、以降時計博物館に展示されています。
長らく静止状態であった「垂揺球儀」が近江時計眼鏡宝飾専門学校の講師陣による慎重な点検・補修・調整を経て見事に目覚め、垂揺球儀が奉納されてから60周年にあたる本年、時の記念日「漏刻祭」にあたり、垂揺球儀の動態展示を中心とした特別展が開催されることとなりました。
ぜひご来場いただき、よみがえった垂揺球儀をご覧ください。

● 備考 ●
6月7日(日)開催
『流鏑馬神事』

例年6月第1日曜日に「時の記念日」の祝賀の一環として行われている近江神宮の『流鏑馬神事』。本年は6月7日(日)に開催されます。
12時30分に社務所より本殿に参進、本殿での鏑矢奉献の儀、表参道での天長地久の式に続き、午後1時過ぎから騎射が行われます。
有料観覧席の受付は終了しましたが、立ち見での観覧は無料です。
※雨天の場合は中止となります。当日午前10時頃に決定し近江神宮ホームページ及びSNSにて告知されます。
6月10日「時の記念日」に開催
『漏刻祭』

天智天皇が漏刻と鐘鼓によって初めて時を知らせたという『日本書紀』の記事にもとづき、その日を太陽暦に換算して定められた「時の記念日」。
天智天皇をお祀りする近江神宮の境内では毎年、この時の記念日に『漏刻祭』が開催されます。
当日は王朝装束をまとった時計業界の方々とびわ湖大津観光大使ほかの采女の皆さまが、各メーカーの時計新製品を御神前にお供えして時計の歴史の進展を奉告し、感謝の誠を捧げます。
| 日時 | 動態展示 2026年6月5日(金)~6月14日(日)
静態展示 2026年6月16日(火)~8月30日(日) 開館時間 9:30~16:30(入館16:00まで) (休館日 祝日以外の月曜日) |
|---|---|
| 場所 | 近江神宮時計館宝物館 (滋賀県大津市神宮町1-1) |
| アクセス |
■電車 ・JR「大津京」駅から徒歩20分 ・京阪電車「近江神宮前」駅から徒歩10分 ■車 名神京都東ICから10分 |
| 問い合わせ先 |
近江神宮 近江神宮時計館宝物館 TEL:077-522-3725 |
| 料金 | 〔入館料〕大人500円/小中学生250円 ※入館料には常設展を含む |
| URL | http://oumijingu.org/ |