聖衆来迎寺

伝教大師最澄の創建で、源信が念仏教化の道場とし再興。旧坂本城から移築したといわれる表門がある。織田信長に仕えた森蘭丸の父、森可成の墓所であったため、比叡山焼き打ちの難を逃れ、多くの寺宝が残る。寺宝は毎年8月16日の虫干会に展覧される。
客殿は、江戸時代初期の建造物で重要文化財に指定。襖絵には狩野派の障壁画が配されている。また庭園は、明智光秀が、千菜寺宗心に作庭させたと言われている。集団石組を配し、立華の手法で彼の独創性と並外れた才能を感じさせる。石組みの傑出した技法に、ソテツの刈り込みが見事な調和をなし、珍しい立華の構成は必見の価値がある。また、宝塔笠手水鉢も有名である。

住所 〒520-0104 滋賀県大津市比叡辻2丁目4-17
アクセス ■電車
JR比叡山坂本駅から徒歩15分
■車
湖西道路下阪本ICから5分
駐車場 普通車20台
問い合わせ先 TEL:077-578-0222(要予約)
料金 500円