- 聖徳太子が恩師である高句麗の僧慧慈、慧聡のために618年に創建されたと伝えられています。669年に天智天皇より現在の西教寺という寺号を下賜されました。その後、900年代中頃に第18代天台座主の慈恵大師良源上人が天台の念仏道場としました。恵心僧都源信上人も入寺し次第に栄えるようになりました。鎌倉時代に入寺された恵鎮(円観)上人が戒律を授ける道場としました。
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室町時代には天台僧の真盛上人が入寺され、堂塔と教法を再興し、不断念仏道場(念仏を断たない)としました。以来全国約四百余りの末寺を有する総本山として現在に至っています。元亀2年(1571)織田信長の比叡山焼き討ちの際、当寺も災禍を被りましたが坂本城主となった明智光秀が復興に尽力し菩提寺となりました。明智光秀ゆかりの品々も数多く残されており、妻煕子や一族とともに境内に墓があります。また、豊臣秀吉の居城だった伏見城の遺構として客殿(通称桃山御殿)や江戸時代に紀州徳川家寄進によって再建された本堂はいずれも重文に指定されています。
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仏教の経典を書き写す修行体験をしていただけます。忙しい日常生活を離れ、静寂な空間で精神を集中して書写していただきます。邪念が払われ、心が安定することができます。
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煩悩(雑念)を抑え、精神統一させることで自分と向き合う修行のひとつです。「調身・調息・調心」といわれ、姿勢や呼吸、心を整えることでリラックス効果がありストレス軽減にも役に立ちます。
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幻の坂本菊を使った秋の期間限定「菊御膳」や「ひな御膳」など、季節に応じた精進料理などをご用意しております。
- ※詳しくはお問い合わせください。
主な行事・催し
- 2月中旬~3月中旬ひな人形展
- 3月下旬~6月中旬
サクラと青もみじとかざぐるま参道通り抜け - 6月14日明智光秀公追善法要
- 6月下旬~9月中旬風鈴参道通り抜け
- 11月上旬~12月上旬もみじ参道通り抜け
拝観時間
- 9:00~16:30
アクセス[電車・バスでのアクセス]
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JR湖西線『比叡山坂本』駅下車、
江若バス約7分(西教寺下車) -
京阪電車『坂本』駅下車、
江若バス約4分(西教寺下車)、又は徒歩約25分