終了しました

『小倉遊亀と日本美術院の画家たち展 横山大観、菱田春草、安田靫彦、前田青邨、速水御舟ほか』滋賀県立美術館

 25歳で安田靫彦ゆきひこに師事した後、105歳で没する最晩年まで、日本美術院の画家たちと交流・研鑽しながらひたむきに描き続けた小倉遊亀おぐらゆきの画業と、それを育んだ日本美術院の俊英たちの活躍を紹介します。

滋賀県大津市出身の日本画家である遊亀の代表作品をまとめて見られる展覧会は、 滋賀県立美術館では2014年以来9年ぶりの開催となります。

 

小倉遊亀
プロフィール


小倉遊亀《画人像》
1962年、滋賀県立美術館蔵、通期

小倉遊亀(1895-2000)は滋賀県大津市生まれ。遊亀(ゆき)は本名。
1917年(大正6)奈良女子高等師範学校(現在の奈良女子大学)を卒業して教職に就くも、日本画家になるため安田靫彦に入門。遊亀が参加した日本美術院は、1898年(明治31)に岡倉天心を中心として、東京美術学校で彼に教わった横山大観、下村観山、菱田春草らが東京谷中で結成した在野の美術研究団体。遊亀は1932年(昭和7)に日本初の日本美術院同人に推挙されます。1980年(昭和55)文化勲章受章。1990年(平成2)より日本美術院理事長を務めました。

日時

2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日)

【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)

【休館日】毎週月曜日

※会期中展示替えあり
場所 滋賀県立美術館 展示室3
(滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1)
 交通アクセス 
問い合わせ先 滋賀県立美術館
TEL:077-543-2111
料金

一般 1,200円/高大生 800円/小中生 600円

※未就学児無料

※展示室1・2で同時開催している常設展も観覧可

※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料

URL https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/5075/

イベント概要

About this event

滋賀県立美術館のコレクションから、遊亀の《姉妹あねいもと》、安田靫彦の教科書などでもよく知られる《飛鳥の春の額田王》《卑弥呼》、そして速水御舟はやみ ぎょしゅうの《洛北修学院村》をはじめ、近代日本画を代表する名品の数々を、一挙公開します。

小倉遊亀《姉妹》
1970年、滋賀県立美術館蔵、通期

安田靫彦《飛鳥の春の額田王》
1964年、滋賀県立美術館蔵、通期

 

滋賀県立美術館所蔵の作品に加え、京都国立近代美術館蔵の《舞妓》、東京藝術大学蔵の《こみち》(いずれも通期展示)など代表作4点と、アトリエに残されていた原稿などの資料が展示されます。

小倉遊亀《こみち
1966年、東京藝術大学蔵、通期

小倉遊亀《舞妓》
1969年、京都国立近代美術館蔵、通期

 

展示室1の常設展示においても、関連展示「小倉遊亀の弟子たち」として松室加也子、 堀川公子などの作品が紹介されます。
※5月8日(月)〜5月12日(土)常設展示のみ休室