令和5年『あお若葉 の競演』三井寺・石山寺
あお若葉の息吹に、癒しを感じる
初夏の特別公開
石山寺
今も昔も多くの信仰を集める日本有数の観音霊場「石山寺」。
紫式部が『源氏物語』の着想を得た寺と言われており、『枕草子』『蜻蛉日記』『更科日記』などの文学作品に登場するなど、平安王朝文学の開花の舞台となりました。学問の寺として絵画・聖教・典籍など数多くの歴史的な寺宝を有します。
特別公開
光堂での三尊特別公開
4月22日(土)~5月21日(日)
この時期だけ特別に公開される光堂の特別拝観。光堂本尊の阿弥陀如来坐像(鎌倉時代)、旧多宝塔の本尊と伝わる大日如来坐像(平安時代・重文)淀殿寄進による如意輪観音半跏像(桃山時代)にお参りしていただけます。また今年は「大随求菩薩坐像」が初公開されます。
特別拝観
本堂内陣特別拝観
4月12日(水)~6月30日(金)
弘法大師生誕1250年、真言宗開宗1200年を迎える今年、新造の弥勒菩薩坐像が奉納されます。あわせて期間限定の御朱印「未来仏」も授与されます。(書置きのみ)
特別企画展
春季 石山寺と紫式部展
石山寺縁起絵巻誕生700年へ
3月18日(土)~6月30日(金)
来年には誕生から700年を迎える重要文化財「石山寺縁起絵巻」。これを記念して、石山寺縁起絵巻をはじめ、江戸時代に制作された模本や関連資料、煌びやかな宝物の数々を展示します。
祭 り
青鬼まつり
5月21日(日)
死後も鬼となって石山寺と聖教を守り続けていると伝わる平安時代の学僧 朗澄律師の道徳を称えるお祭り「青鬼まつり」。東大門に建てられた大きな青鬼像の前で法要が営まれます。
その他にも、専属ボランティアガイドによる「初夏の石山寺特 別拝観をめぐるツアー」や、石山寺門前のお店では「あお若葉の競演」にちなんだメニューがご提供されるなど、期間限定のおもてなしも併せてお楽しみください。
三井寺
湖国の名勝、琵琶湖を見下ろす近江の古刹「三井寺」。
天台寺門宗の総本山。境内に天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる霊泉(井戸)があることから「御井(みい)の寺」と称され、後に「三井寺」と通称されるようになりました。日本を代表する「本朝四箇大寺」に数えられる大寺院。長い歴史のなかで度々戦禍を蒙りますが、その都度、復興したことから「不死鳥の寺」と呼ばれています。
特別公開
国宝・金堂内陣特別拝観
4月22日(土)~5月21日(日)
三所草創1300年を記念し三井寺百体観音堂のすべての仏さまを国宝の金堂内陣に遷座し参拝の皆様と法縁を結んでいただきます。
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特別公開
智証大師円珍
関係文書典籍公開
3月18日(土)~5月21日(日)
2021年11月、三井寺が所蔵する国宝の史料群が「智証大師円珍関係文書典籍 日本・中国の文化交流史」としてユネスコの「世界記憶」の国際登録に向けて国内候補に選定されました。今回その史料群の一部を文化財収蔵庫にて一般公開されます。
祭 り
千団子祭
5月13日(土)・14日(日)
三井寺・護法善神堂の本尊である鬼子母神・護法善神立像(ごほうぜんしんりゅうぞう)の祭礼で、子どもの健やかな成長を祈願する祭りです。色とりどりの1000個の団子を供えることから「千団子祭」と呼ばれ、御開帳法要が行われます。
5月13日(土)限定で『三井寺自然茶会』が開催されます。三井寺境内に自生する古樹から摘んだ新芽を釜炒りした出来立ての緑茶を味わっていただけます。また同じ茶樹から摘んだ烏龍茶、紅茶の飲みくらべも。
日時 | 2023年4月22日(土)~5月21日(日) |
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場所 | 総本山 三井寺 (滋賀県大津市園城寺町246) 8時~17時(最終入山16時半) 三井寺公式ホームページ 大本山 石山寺 (滋賀県大津市石山寺1-1-1) 8時~16時半(最終入山16時) 石山寺公式ホームページ |